潜在看護師が復職で気をつけること

妊娠・出産などの理由で離職し、看護師の資格は持っていても看護師として働いていない人のことを「潜在看護師」と言います。この潜在看護師が、子供の手が離れるなどして復職しようと考えた時、気になるのはやはりブランクがあることでしょう。潜在看護師が復職を考える上で気をつけなければならないことは、3つあります。

まず「家族と話し合うこと」です。復職すれば今までの生活スタイルが大きく変わります。家庭と仕事の両立には、家族の協力が不可欠なので、家事や育児に関することをしっかりと話し合い、フォローし合える体制を整えておきましょう。2つめは、「家庭と仕事の両立に理解のある職場を選ぶこと」です。子供が小さいうちは急病も多く、急に仕事を休まなくてはならないこともあります。そのような事態に理解があるか、または職場内に託児施設や保育施設があるところを選ぶと安心して働くことが出来るでしょう。3つめは、「勘を取り戻すには時間がかかると意識しておくこと」です。人の命を預かる仕事なので、いくらブランクがあるからと言ってミスは許されません。復職する看護師の支援制度がある職場を選ぶなど、サポート体制が整っているところを選ぶなどして、焦らずに勘を取り戻していきましょう。

また、履歴書を書く際には、入職・退職を正しく書くことでブランクがあることは分かるため、わざわざブランクの期間について別に項目を作って書く必要はありません。ブランクがあることはあまりマイナスの評価になることはないため、ごまかそうとはせずに「ようやく復職できることになったことが嬉しい」と熱意を志望動機に込めて書くと良いでしょう。